フロントキャリパーのオーバーホールキットです。 これがないとオーバーホールの意味がありません。3000円でおつりがきたと思います。 あと、ブレーキホースのための銅ワッシャーも要ります。これらは事前に必ず用意しましょう。 | |
まずはマスターシリンダーのフルード量のチェックです。 なぜかと言うと、キャリパーをとるときに、多少はフルードが漏れてしまいます。 マスターシリンダーが空になってしまうと、全キャリパーでエア抜きしないといけないので、気をつけてください。 マスターシリンダーをフルードで満たしておけば、エア抜きはフロントだけで済みます。 | |
ここが空にならないように気をつけてください。 | |
ここでは右側のキャリパーでやります。 作業手順は左も同じです。 | |
まずはブレーキホースを外します。12mmです。 | |
ほっとくとどんどんフルードが漏れてしまうので、対策をします。 | |
では、キャリパーを外します。上の14mmボルトを外します。 | |
下の14mmのボルトを外します。 | |
はずれました。 | |
フロントはピストンをはずすためにエアをブレーキホースがついていた穴から吹き込みます。 ピストンが勢い良く飛び出すので、タオル等で衝撃をやわらげます。 | |
はずれました。 しかし、勢い良く飛び出すとはきいていたけど、予想以上に勢い良く飛び出しました! ベルヌーイの法則だっけ?普段は油圧で大きな力でブレーキをきかしているのと同じ原理なんだろうなー。 手に当たるとケガする位の勢いだったので、気をつけてくださいね。 | |
ピストンです。 この面にフルードで圧がかかるわけです。 ピストンはきれいにしておきましょう。 | |
ピストンが抜けたあとのキャリパーです。 | |
真ん中の穴がブレーキホースにつながってる穴。 そして矢印の穴はエア抜きをするエアブリーダーへつながってる穴です。 フロントは意外と(?)シンプルな造りですね。 | |
これがエアブリーダー。 これもはずします。 | |
きれいにしましょう。 | |
ピストンブーツをはずし、 矢印のピストンシールも外します。 | |
はずれました。 キャリパーもきれいにしましょう。 | |
次はトルクメンバーもきれいにします。 | |
下のリテーナースプリングをはずします。 | |
上のリテーナースプリングをはずします。 | |
19mmのボルトを2つはずせば一式はずれます。 | |
はずれました☆ スライドピンもはずしてきれいにしましょう。 | |
キャリパーの部品です。 | |
フロントはローター回転方向は右のゴムブッシュがついてます。 もう一方は左のピンブーツだけです。 | |
グリスをたっぷり塗って組み付けます。 | |
トルクメンバー一式が完成☆ | |
きれいにしたシリンダーに・・・ | |
グリスを塗ってピストンシールを組みます。 | |
きれいにしたピストンをキャリパーに組み付けます。 ピストンにグリスを塗って、ピストンブーツをくみます。 | |
で、シリンダーに組みます。 うまくピストンブーツをシリンダーとピストンの両方の溝にはめます。 でも、それが結構難しい!コツがいるので、頑張ってください。 マイナスドライバーとかで強引に入れようとすると、簡単にゴムに穴が開いてしまいます。(+_+) 手で押し込むようにはめましょう。 | |
エアブリーダーをキャリパーにつけます。 | |
で、トルクメンバーとキャリパーを組みます。 | |
キャリパーにブレーキホースをつけます。 くれぐれも銅ワッシャーは新品を使いましょう。 | |
あとはエア抜きをして完了です。 最後にブレーキクリーナーでフルードで濡れたとこをきれいにしましょう。 フルードで濡れたままだと漏れてるかどうかわからないので。 あと、最初に車を動かすときは必ず動作チェックをしましょう。 動作チェックがOKならスムーズブレーキ生活が待ってますよー☆ | |
☆補足☆ 今回、エア抜きをしたあと、エアブリーダーからフルードが滲んでしまってました。(+_+) で、これはマズいとさらに締めこむと・・・思いっきりナメてしまいました。(+o+) | |
バイスプライヤーではずして・・・ | |
とれましたが、こんなにつぶれてしまってました。(_ _) 完全に変形してしまってますね。 | |
これは新品。1個325円でした。安い! | |
今度は優しくつけてエア抜きして完了☆ 整備要領書を見て納得。締付トルクは0.7〜0.9kg-mでした。ここは優しくしめましょうね。(^-^;) |