〜ブレーキパッド交換〜

パッドの残量が少なくなってきていたので、交換することにしました。
13シルビアのブレーキは前後とも1ピストンです。しょぼいしかっこ悪いので日産では有名な4ポット&2ポット流用にしたいのですが、それはまたの機会に。
リヤ側はパーキングブレーキ機構があるので、フロントとは少し手順が違います。
パッドの交換は作業は簡単ですが、ブレーキは大変重要な部品です。慎重に作業をしましょう。
b_pad_01 これが今回使用するENDLESS SSS(Sper Street Sports)です。
メーカー曰く、
・ストリートのシチュエーションで安定した制動力を発揮するために開発されました。
・適正温度域で効きの変化を最小限に抑えることで、どの温度域でも変化の少ない、思い通りの危機を体感できます。
・ブレーキの踏力による差も少ないため、ストリートのあらゆる状況においても、同じ制動力を発揮します。
・最先端の製法や新素材を使用することにより、ローター攻撃性、摩耗粉の低減をし、摩耗粉はサビたりホイールに固着することなく、簡単に洗い落とせます。
とのことです。
恐らくサーキットでは少し不満がでるでしょうが、まだ腕が未熟なので、安定した効きを求めて選びました。腕があがったらまた考えます。
b_pad_02 作業に入ります。
まずはフロントから。
キャリパーはキャリパーサポートに14mmのボルト2本でとまっています。
どちらか一方を外せばキャリパーが動き、パッドを交換できます。
b_pad_03 今回は下側のボルトを外すことにします。
b_pad_04 下側のボルトを外すと、キャリパーを上にスライドできます。
b_pad_05 キャリパーをスライドさせるとパッドがとれます。
パッドは上下の金具で固定されてますが、簡単に取れます。パッドをとると金具も落ちてしまいますが、つけるときにパッドと一緒にはめればいいです。
b_pad_06 新旧パッド表。
b_pad_07 新旧パッド裏。
b_pad_08 パッドが摩り減った分、ピストンがでてきているのでそのままだと厚い新パッドだとキャリパーとピストンの間に入りません。なので、ピストンを押し戻す必要があります。
ちなみに、これがフロントキャリパーのピストンを戻すための工具です。これがなくても、プライヤー等ではさんで戻すことも可能です。
実際、180SX時代はプライヤーでやってました。でも、ピストンを傷める可能性があるので、できたらひとつ用意しておくといいですね。
ちなみにアストロプロダクツ製です。
アストロプロダクツは安い工具から高いけどホントにいい工具まで品揃えが豊富です。店に行くと楽しくて時間を忘れてしまいます。(^-^;)
b_pad_09 こんな感じでロッドをまわして逆万力みたいな感じでピストンを押し戻します。
b_pad_10 新パッドを付けます。
b_pad_11 キャリパーを元に戻してフロントは終了です。
b_pad_12 次はリヤです。
リヤもフロント同様上下どちらかのボルトをはずせばキャリパーがスライドできます。
b_pad_13 今回も最初は下のボルトを外して上にスライドさせる予定でした。
b_pad_14 こんな感じ。
b_pad_15 フロント同様パッドを外します。
b_pad_16 これがリヤ用のピストンを戻す工具です。リヤはパーキングブレーキ機構があるので、ピストンを戻す方法がフロントと異なります。
リヤはピストンを回すことによって動きます。右に回せば沈んでいき、左に回せばでてきます。
ピストンを回すときはピストンの頭に刻まれている溝を使って回します。専用工具がなくてもラジオペンチでも回せますが、工具が好きな私は買いました。
これもアストロプロダクツ製です。
b_pad_17 ピストンを回すときに使う溝です。
b_pad_18 この様に工具を使ってピストンを回します。
今回はピストンを押し戻すので、右に回します。
写真を見るとキャリパーが下にスライドしています。今回は下にスライドした方がやりやすかったので、途中で変えました。(>_<)
ピストンを回すときは丁寧にやらないとダストブーツが破れたりとれたりしてしまうので、丁寧にやりましょう。
ピストンはある程度まで沈むとそれ以上沈まなくなります。注意点として、最後には必ず溝を上の写真の位置にしときましょう。
なぜかと言うと、パットにはピストンが回らないためのボッチがついているため溝の位置が合わないとうまくはまりません。注意してください。
b_pad_19 で、組み付けて完成です☆(^◇^)
☆☆☆最後に重要注意点☆☆☆
パッド交換時にはピストンを戻しています。なので、パッドが摩り減った状態でブレーキフルードのリザーバータンクがいっぱいになっているとフルードがタンクから溢れ出してしまいます。注意しましょう。
またパッド交換後、ピストンが押し戻された状態なので、最初にブレーキペダルを踏んだときにはスカッっとペダルが奥までいってしまいます。当然ブレーキは全く効きません。なので、車を動かす前に必ずブレーキペダルを何回も踏みましょう。手ごたえがでればだいたいOKだと思います。しかし、ゆっくりと車を動かしながらブレーキがしっかり効くが入念に試しましょう。いきなり元気良く動いてブレーキが効かなかったら・・・。動作確認は慎重にやってくださいね。(^o^)