〜バッテリー移設〜

難易度  ★★☆☆☆
作業時間 いっぱい
オイルクーラーの配管を見直してオイルブロックをバッテリーがあるところに移設したかったので、バッテリーボックスを作成してバッテリーをトランクに移設しました。
前後重量配分も多少はよくなるだろうけど、鈍感な自分はその違いがわかりません。(^-^;)
でも、オイルブロック&エレメントを車両下部のヒットしそうな場所から安全な場所に移せたことと、もともとバッテリーがあった場所に作成したターミナルにより、作業するときにバッテリーのマイナス端子を外す作業がすごく楽になりました。これはお勧めですよ!
作業内容はそんなに難しくないけど、人力でアルミ板を切るのはかなり体力と時間が必要です。エアツールや電動工具があるともっと楽かもね。
労力を考えたら市販のボックスを買ったほうがいいかも。でも、できにはそれなりに満足してますよー。

battery_move_01 まずバッテリーボックスを作成します。
今回は厚さ3mmのものを使用します。
battery_move_02 この金ノコを使って切っていきます。
battery_move_03 とりあえず1枚切りました。
柔らかいアルミとはいえ、厚さが3mmあるので、人力ではなかなか進みません。1枚切るのに1時間位かかったかな。
battery_move_04 これはやっとれんと思い、ディスクサンダーを使おうと思ったけど、あまりにうるさいので夜の作業には使えませんでした。
battery_move_05 何日もかけて何とか素材が切れました。
battery_move_06 アルミを溶接する機械などないので、ボルトで固定することにします。
battery_move_07 L字ステーを切って穴を大きくしました。
これも数が多いので結構時間かかったねー。
battery_move_08 とりあえず横壁だけ組んでサイズの確認。
まーまーいい感じだね。
battery_move_09 バッテリーをトランクや室内に移設すると水素ガスが発生して危ないと聞くので、車外とホースでつなぐことにします。
リヤフェンダー内を通って左リヤタイヤの後ろ付近にホースがでるようにドリルで穴を空けます。
battery_move_10 ホースの外径まで穴を広げるのにいつもの工具を使ったけど、固くてなかなか広がらないし、穴の少し奥にも壁があるのでそこにつっかえて十分広げられませんでした。
battery_move_11 そこで、ステップドリルなるものを使って穴を広げることにしました。
battery_move_12 割と簡単に穴を広げられました。(^-^)
battery_move_13 サビ止めのためにタッチペンで塗っておきます。
battery_move_14 バッテリーボックスはトランク内左後ろの場所に固定します。
battery_move_15 下の板です。
大きさはこんな感じ。
battery_move_16 固定する穴を4か所に空けました。
battery_move_17 こんな感じで固定します。
battery_move_18 5面はこんな感じで結合しています。
矢印の部分はバッテリーを固定するステーです。
battery_move_19 バッテリーを納めるとこんな感じ。
battery_move_20 蓋を固定するステーを4か所に付けます。
でも、この場所で固定すると蓋が反って隙間ができてしまいます。黄色の矢印の4か所で固定するようにすればよかったな。。。
battery_move_21 でも、とりあえずは形になりました。
battery_move_22 バッテリーボックスにバッテリーコードと車外へのホースを通す穴を空けます。
battery_move_23 各板の隙間をコーキングで埋めます。
battery_move_24 蓋とボックスの接点にも隙間を埋めるためにコーキングを塗ります。
battery_move_25 下板に各板を固定するボルトが出てしまっているので、トランクの板と平面で接するようにゴム板をかまします。
battery_move_26 これが車外へのホースです。
内径15mm位だったかな?
battery_move_27 こんな感じで車外に出ます。
ちなみに、画像右側が車両前方。前方からの風で空気をバッテリーボックスに入れてもう一方から水素ガスを排出するって感じ。
battery_move_28 バッテリーボックスにタイラップでホースを固定します。
battery_move_29 エンジンルームとバッテリーボックスをつなぐケーブルは22sqのものを使用します。
細いとケーブルが発熱したり、そもそもうまく電圧がかからんだろうからね。これ位が最低限かな。
実際エンジンのかかりもそんなに変わりませんでした。
battery_move_30 ケーブルの取り回しです。
運転席側のフェンダー内を通します。
battery_move_31 こんな感じ。
battery_move_32 運転席側の配線が通ってるところを通します。
battery_move_33 リヤフェンダー部の配線にタイラップで固定します。
battery_move_34 トランク内で運転席側から助手席側に通してタイラップで固定します。
battery_move_35 リヤフェンダー付近にでてきます。
battery_move_36 ターミナルは補修用のものを使用しました。
battery_move_37 バッテリーケース内を密閉するためにホースとケーブルをコーキングで埋めます。
battery_move_38 ターミナルをケーブルに付けてハンダで処理します。
battery_move_39 サイドシル部の内装を付ければ配線は隠れます。
battery_move_40 リヤフェンダー付近も内装を付ければ配線は隠れます。
battery_move_41 エンジンルーム内のターミナルの作成です。
プラス側はアクリル板に固定するために補修用のターミナルを付け、そこに純正のプラスケーブルを繋げます。
battery_move_42 純正のプラス側ターミナルです。
battery_move_43 カプラーと分離してターミナルを外します。
battery_move_44 バッテリーボックスからひいてきたプラスケーブルと純正プラスケーブルを繋げてハンダで固定します。
battery_move_45 被覆テープで絶縁します。
battery_move_46 ターミナルにカプラーを接続します。
battery_move_47 作業時にケーブルを外すのを簡単にするためにターミナルをボルト&ナット共締めするようにします。なので広い面で接するためにターミナル接合部の凹凸を削って平らにします。
battery_move_48 こんな感じ。
battery_move_49 純正のマイナス側ケーブルは22sqのケーブルで少し延長して補修用ターミナルを付けます。
battery_move_50 ナットと干渉する部分を削りました。
battery_move_51 こちらも被覆テープで絶縁します。
battery_move_52 バッテリーボックスから引いてきたマイナスケーブルにもターミナルを付けます。
battery_move_53 PET樹脂板を使ってターミナルの固定板を作成します。
battery_move_54 こんな感じ。
battery_move_55 こんな感じで完成。
矢印のナットを外すとケーブルが外れて通電しなくなるので、電子パーツを付けたり、しばらく運転しないときとかに簡単にケーブルを外せてとっても便利です。
battery_move_56 元々あった場所にオイルクーラーのオイルブロック&エレメントもきました。
いい感じ☆
battery_move_57 バッテリーボックスにバッテリーを固定してターミナルも接続します。
battery_move_58 蓋をしてこちらも完成。
battery_move_59 トランクのボードがバッテリーケースと干渉するので干渉する部分を切り取ります。
battery_move_60 簡単に切れます。こんな感じ。
battery_move_61 干渉しなくなりました。
battery_move_62 かなり苦労したけど完成です☆
細かいところでアラが多いけど、出来と機能には満足しています。(^-^)