これが純正ハブボルトです。 フロントとリヤで品番が違うのでご注意を。 | |
今回は、ハブリングも取り付けします。 せっかく新品にするハブボルトへの負担を少しでも減らすためです。 あと、ホイールナットも交換します。 これも貫通型から袋型のものにし、ハブボルトのさび防止になればいいかな。 | |
作業前です。 ハブボルトもホイールナットも消耗してる感じ。 | |
作業を開始します。 まずはフロントから。 ジャッキアップしてウマをかけ、ホイールを外します。 | |
ハブリングはここにはめます。 | |
ホイールのこことの隙間を埋めるわけです。 これにより、ハブボルト4本だけで支えていたのをハブでも支えることになります。 | |
新旧ナット。 ハブボルトの保護はもちろん、ソケットを差し込む部分が倍位長いので、ナメにくという利点もありますね。 | |
まずはキャリパーをはずします。 この14mmボルトをはずします。 | |
次に下の14mmボルトもはずします。 これでキャリパーがはずれます。 | |
はずれました。 パッドもとります。 | |
次にトルクメンバーを外します。 19mmのボルトを2つ外せば外れます。 | |
はずれました。 | |
これでローターを外せる状態になったんだけど、ガッチリはまってて外れないので、矢印の2箇所にM10のボルトを2つねじ込んでいきます。 | |
こんな感じ。 左右均等に締め付けていくと、ローターがはずれます。 落とさないようにね。 | |
はずれました。 | |
ハブが見えました。 この状態でハブボルトをはずします。 | |
ハブを裏から見たところ。 | |
ハブボルトは圧入されているので、脱着には油圧プレスを使うようです。 しかし、個人では当然そんなものはないので、タイロッドエンドプーラーを使用します。 アストロプロダクツで購入。4,500円位だったかな? 安いものは以前タイロッドを交換するときに折れてしてしまったので、こちらを買いました。頑丈そうです。 | |
こんな感じでセットして、締め付けていけば、外れます。 外れる際、バキンという音がしてハブボルトが5ミリ程一気に抜けました。その後、さらに締めこんでいくと、少しずつ抜けていき、完全に抜けます。 この辺は車の状態によって多少外れ方は違うと思います。 | |
はずれました。 | |
新旧ハブボルト。 | |
抜けたところに新しいハブボルトを圧入します。 まずは、ハブに対して垂直になるように、M12のナットとワッシャーを利用してある程度締めこんでいきます。 | |
その後、タイロッドエンドプーラーで完全に閉めこみます。 | |
1本終わりました。 これを4本繰り返します。 | |
完了です。 | |
外したのと逆の手順でキャリパーを組みます。 その後、ハブリングをとりつけます。 | |
新しいナットを付けてフロント完了☆ 締めこむ感触も気分もいいね〜♪ | |
次はリヤです。 まずは右から。 | |
フロントに比べて明らかにハブボルト錆びてます。(@_@;) | |
まずはホイールを外します。 | |
ハブボルトの状態悪いなー。(-_-;) とにかく作業を進めます。 | |
キャリパーを外します。 キャリパーの上の14mmボルトを外します。 | |
下の14mmボルトも外します。 | |
キャリパーがとれました。 | |
パッドもはずして・・・ | |
トルクメンバーも外します。 | |
フロント同様ネジを締めこんでローターを外します。 ただし、リヤに使うボルトはM8です。 | |
ローターが外れました。 | |
錆びてハブと一体化してる・・・。 | |
裏から見たところ。 フロントと比べると平らです。タイロッドエンドプーラーはかけやすいね。 | |
フロント同様タイロッドエンドプーラーでハブボルトをはずしますが、とにかく固い! かなり力が必要でした。 外れるときはフロントと違い、バキーン!って音と共に一気に外れました。 かなりの勢いでとれ、結構危ないので、ハブボルトにはタオルかなにかをかけておくといいかもしれません。 | |
苦労したけど、とりあえずとれました。 1本外すだけでかなりの労力。 | |
新旧比較。 これもフロントと違い、ハブにはまっている溝のある部分が潰れてしまってます。 ネジ部もかなり状態悪いね。 駆動輪だから負担がかかってるのかな? | |
フロント同様の手順で新しいハブボルトを圧入します。 | |
かなり苦労しましたが、右4本終了。 | |
ローター、キャリパーを組んでフロント同様ハブリングをつけます。 | |
完了。ヘトヘト。(´д`;) | |
次に左リヤなんですが、ホイールを外す時点で既にトラブルが! ホイールナットが固着して緩まなくなってました。しかも、2つ。 1つは、工具をパイプで延長して、強引に緩めたけど、それでも、ナットがとれるまでずーっとギーギー音がなって、いかにもネジがダメになってる感じでした。 もう1つは結局ナットが緩まず、ハブボルトが折れました。 | |
ローター外すまでは楽勝なんだけど、左は右よりさらに錆びてます。 難攻必至。 | |
頑張って折れたハブボルトをはずしました。 大丈夫か?って思う位タイロッドエンドプーラーを締めこまないと外れませんでした。 | |
まずは1本完了。 しんどいなー。 | |
さらに頑張って2本目も完了。 でも、3本目がどうしてもとれません。さらに、あまりに強引に締めこんでたので、タイロッドエンドプーラーのネジ部が削れてしまって、負荷がかかってない状態でもネジがかなり固くなってしまいました。 朝になってしまったので、この日は終了。疲れた・・・。(o_ _)o | |
後日、懲りずに夜起きて作業です。 どうしてもとれないハブボルト。1日考えた解決法がこれ。 まずは金ノコでハブボルトを短く切ります。 | |
切れました。 これに穴をあけていって、最終的には取れるまで穴を拡大していこうという作戦です。 かかる手間と時間は無視!とにかく外す! | |
しかし、ここまで空けたところで、これ以上削れなくなってしまいました。 ハブの厚さが約1mm。その中間位までは空けれたんだけど、安いドリル刃だったのがいかんのか、刃がダメになってしまいました。 | |
CRCを吹きまくりタイロッドエンドプーラーで強引にはずすしかない! タイロッドエンドプーラーのネジ部もかなり削れてしまってる部分とあまり削れていない部分があって、ハブボルトが短くなったせいか、ネジがスムーズに動くところで作業ができ、何とか外すことができました。 | |
苦労したー。 1本外すだけで2時間かかりました。 | |
外れたハブボルト。 | |
圧入はそんなに苦労しません。 あと1本! | |
さっきの教訓でハブボルトを切ってあとはタイロッドエンドプーラーでとれないか?と思い、先程同様ハブボルトを切ります。 その後、タイロッドエンドプーラーでとろうとしたんだけど、どうしてもとれません。 だましだまし使ってきたタイロッドエンドプーラーも限界になってきてます。 | |
どうしよ?穴をあけようにも、太いドリルはダメになっちゃってるし・・・。 そこで、穴をあける位置を中心からずらすことで、三日月状にすることにします。これなら細いドリル刃でもいけそうです。 1箇所でも切れ目ができれば少しは圧力が逃げるかなと思って。 今回は貫通できました。 | |
裏から見たところ。 | |
あとは、丸ヤスリで削っていきます。 1箇所切れ目ができました。 | |
ボロボロのタイロッドエンドプーラーを使って何とか最後の1本を外すことができました。 | |
左リヤも4本完了!長かったー。 | |
これで全工程完了です。 ホイールナットを締めこむときも今までのひっかかる感じがなくなり、しっとりと締まるようになりました。 あとは、ハブリングでハブボルトへの負担を減らし、袋状のナットで錆も防ぐって狙いです。 | |
今回の作業の肝だったタイロッドエンドプーラー。 前回のものは本体が折れてしまいましたが、今回のものは本体は最後まで耐えました。 ネジがダメになってしまったのはきっと僕の使い方が悪かったんだろうな。 本来使うべきでないレバー比のところで強引に使って、さらに固着してしまってるのにさらに締めこんでいってしまったためにネジ部がダメになってしまったんだと思います。反省。 でも、もの自体の信頼性は確認できたので、また同じの買って今度は大切に使いたいと思います。 |