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これが今回購入したLSDです。 外から見るとただのデフケースだね。 |
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オイル抜いてあるとのことだったけど、中身に興味があったので、あけてみることにしました。 まずは、ドレンボルトを外します。 専用工具があるみたいだけど、1/2のスピンナーハンドルで緩みます。 |
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とれました。 磁石で金属粉をくっつけるようになってますね。 |
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次にフィラーボルトを外します。 同じく1/2のスピンナーハンドルで緩みます。 |
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外れました。 こっちは裏面は何もないです。 |
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カバーを外します。 8箇所14mmのボルトを外せばとれます。 |
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とれました。 少しはオイルが入ってみたいで漏れてきました。この辺は想定内です。 |
![]() | カバーの裏側。 |
![]() | そんなに汚くなかったけど、一応ブレーキクリーナーできれいにしました。 |
![]() | で、LSD本体。 |
![]() | 機械式2WAYなのは間違いないようです。 |
![]() | ケース内のオイルを出し切ります。 |
![]() | きれいになったカバーにシールテープを少しまいてドレンボルトをつけます。 |
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裏から見た図。 ここで鉄粉を回収するんですね。 |
![]() | 液体ガスケットをつけて、カバーをつけます。 |
![]() | この穴からオイルを注入します。 |
![]() | オイルサーバーを使って注入します。 |
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今回使用するオイルはこれ。 だんなさんからいただきました。感謝。(^-^) |
![]() | ケースを水平にして、穴からこぼれてくるまで注入したら、シールテープを少しまいてフィラーボルトをつけます。 |
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簡単な清掃&オイル注入完了☆ あとは、車に組むだけです。 ・・・それが問題だけど。。。 |
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それでは、本番作業開始です。 リヤ側をジャッキアップして、ウマをかけます。 |
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マフラーが邪魔なので、外します。 リヤピースだけでもいいと思いましたが、手間はほとんど変わらないので、触媒後から外しました。 |
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外れました。 スタビも外した方がいいかなと思ったけど、ケースを外すときや取り付けるときに脱落防止や休憩に使えそうだったので、そのまま残しました。 |
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次にプロペラシャフトを外します。 14mmのナットを4つ外せば外れます。 この際、シャフトが回ってしまうと、緩みにくいので、ギアを5速に入れてサイドブレーキを引いておきます。すると、シャフトは回りません。 外せるところまで外したら、一旦シフト&サイドブレーキをフリーにして、シャフトを回し、見えない位置にあったナットが緩めれる位置まで回したら再度5速&サイドブレーキを引きます。 車によっては固く締まってることがあるようです。 最後のナットを抜くと、プロペラシャフトが落ちる可能性があるので、気をつけてください。 逆に外れにくかったら、シャフトをMT側に押してやると、少し動くので、外れると思います。 |
![]() | 外れました。 |
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次にドライブシャフトを外します。 サイドブレーキを引いておけば緩めやすいです。 車によって5穴と6穴があるようですが、我が車は5穴でした。 全て14mmです。 |
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外れました。 左右外します。 |
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次にデフケース後端のナットを4つ外します。 上2つは貫通ナット、下2つは袋状になっています。全て17mmです。 |
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外れました。 この状態ではボルト部がひっかかってるので、まだケースは外れません。 |
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最後のボルトです。 17mmのボルトを2つ外せばケースが外れます。 デフはかなり重いです。ボルトを外した瞬間落ちてきては非常に危ないので・・・ |
![]() | このようにジャッキで支えておきます。 |
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ボルトが外れました。 あとは、スタビが邪魔なので、知恵の輪のようにしながらデフケースを取り出します。 普通?は、ミッションジャッキを使って作業をするようですが、もちろん持ってないし、そもそもジャッキアップしてウマかけた程度の隙間しかないので、ミッションジャッキはフロア下に入らないけどね。 そこで、普通のジャッキを器用に使って外す人が多いようです。しかし、ジャッキの小さい台座に乗せてバランス崩して落としてしまうことが嫌だったので、人力でやりました。根性あれば何とかなります。くれぐれも体の上に落とさないように。どっかイカれてしまいますよー(人間が)。 後端のボルトをメンバーから抜くために一旦前方にスライドさせて、ボルトが抜けたら後端を下げながら後ろにスライドさせるととれます。 ここでデフを支えていたジャッキはあとで使うので、同じ高さのまま置いておきましょう。 |
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で、外れました。 ジャッキを使うよりも人力のが微妙な角度とかにできて、やりやすいと思います。 |
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新旧デフケース比較。 全く同じですね。 |
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後ろから見ても同じです。 スカイライン用とか、ABS付とかでもR200同士なら互換性あるような噂がありますが、僕としては未確認です。 少しでも紛れをなくすために、少し高めだとしても全く同じ条件の車のものを選びました。 |
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で、続いては人力で取り付けます。根性必須。(^-^;) まずはデフを取付部付近の下まで運んでおきます。 次に仰向けでデフ取付部付近まで行きます。ちょうど腹が取付部下にくるように。これは、ケースを持ち上げるときに腹筋を使うのと、万が一落ちてきても腹ならまー死にはしないかなと。顔面に落ちたらホント危険だと思います。でも、腹でも無事では済まないと思うので、とにかく落とさないように必死で作業してください。 一呼吸して力をためて、腹の上にケースを一旦置きます。クドいようですが、かなり思いので、腹に力をいれておきましょう。 その後、ケースを持ち上げ、まずは矢印の部分をスタビの上に通します。ここで疲れたら一度スタビに引っ掛けて一休みしてもいいかもしれません。 さらにデフを持ち上げて後端のボルトをメンバーの穴にはめ、そのままデフの前部分をはずすときに使ったジャッキで支えます。 これで、ケースがとりあえず納まります。 万が一にも落ちないように、後端のナット4つをある程度締めておきましょう。この段階では本締めはまだしない方がいいです。 |
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デフ前部分のボルトを2本つけます。ここも本締めより少し緩くしといた方がいいですね。 何故かと言うと、プロペラシャフトやドライブシャフトを取り付ける過程で少しケースが動く状態にしておいた方が無理なく取り付けれるからです。 これでデフケース自体は車体に固定できました。 |
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プロペラシャフトを回しながらボルトを4つ付けます。 裏側はこの様にボルトが回らないようになってるので、ナット側だけまわせばいいです。 ここも本締めはまだです。 |
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ドライブシャフトを左右付けます。 ドライブシャフトはナットを締めるとボルトも回ってしまうので、ボルトをメガネ等で固定しながらナットを締めます。 全てボルトがある程度しまったら、各部を本締めします。 外すときと同様プロペラシャフトは5速&サイドブレーキを、ドライブシャフトはサイドブレーキを引いた状態でやるとやりやすいです。 |
![]() | 完了! |
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マフラーをつけて作業終了です。 あとは、しばらく走った後に増し締めをしましょう。 機械式LSDでご機嫌な走りに!(^o^) |