〜各種メーター取付〜

難易度  ★★☆☆☆
作業時間 ものによって1〜3時間
改造車に乗っていて、ましてサーキット走行する場合には、車のコンディション管理に後付メーターははずせません。
我が車はブースト計、水温計、油温計、油圧計、排気温計、燃圧計、吸気温計(エアクリ付近&インタークーラー後)、大径タコメーター、後付速度計をつけています。
そこで、各種メーターの取付方法は簡単ですが、紹介します。
今回は主にセンサーの取付についての紹介です。
我が車は全部電子式なので、この他にセンサーの室内への配線引き込み、常時電源&アクセサリー電源&イルミ電源&アースの配線、制御ユニットとメーター本体の配線がありますが、この辺は簡単なので、省略させていただきます。
meter_01 まずは【ブースト計】から。
汚いですが、矢印のものがブースト計のセンサーです。
サージタンクからでている配管に三又をかませて取り付けます。
ちなみに、この三又の先はブーストコントローラーへの配管になってます。
meter_02 我が車はここからの配管から圧力をとってます。
meter_03 次に【水温計】です。
水温計のセンサーはラヂエターのアッパーホースにセンサー取付用のアダプターを使って取り付けます。
meter_04 我が車は恥ずかしながらコーキングで固めてあります。
理由@
通販屋でトラストのメーターと同時にトラストで使えるセンサー用アダプターを購入したんだけど、通販屋は大森製でそのまま使えるといっていたが、実際はネジ規格が全然違いセンサーがスカスカだったので、センサーを針金でアダプターに固定して隙間をコーキングで埋めて取り付けました。
これで普通に使用できましたが、通販屋は非常に多くの製品を扱っているので、無責任なことを言う場合もあります。注文の際はセンサーのネジ規格を指定して購入しましょう。
理由A
ラヂエターを純正から銅3層に換えたときに、厚みが増した分ホースが曲がってクーラントが微妙に漏れるようになってしまいました。
そこで、コーキングで固めました。ホースとアダプターが一体化しています。
皆さんはもっとスマートにやってくださいね。
meter_05 アッパーホースを切りたくないという方は矢印のホース取付部に穴を空けてネジを切ってセンサーを取り付ける方法もあるようです。
meter_06 この辺りですね。
失敗したら部品がダメになってしまうので、自信のある人のみ挑戦してくだだいね。
meter_07 【油温計&油圧計】です。
これらのセンサーはオイルブロックに取り付けます。油温計だけの場合はドレンボルトにつける場合もあるみたいですが、今回は油圧計も取り付けるので、オイルブロックを使います。
オイルクーラーを付けてる車なら、ほとんどのオイルクーラーにはそれぞれのセンサーを取り付けるホールがあるので、それを利用すればいいですが、当初はオイルクーラーがなかったので、トラストのオイルブロックを購入して付けました。
写真のものがそうです。
油温センサーと油圧センサーを付けるんだけど、画像右側の油圧センサーはブロックに直接センサーをつけるのではなく、ステンメッシュを介して付いてます。
トラストのメーターにはこのステンメッシュも付属してました。
meter_08 オイルブロックのアップです。
これをオイルエレメントがついているところに付けて、これにエレメントを付けるわけです。
なので、エレメントの位置はオイルブロック分外側になります。
meter_09 次はオイルクーラー版です。
これはオイルクーラーのメーカーや種類にもよりますが、エレメント移動式でも、移動しないものでも、オイルクーラー付属のオイルブロックにセンサーを取り付けることになると思います。
ちなみに、我が車はHKSのエレメント移動式オイルクーラーです。
エレメントはオルタネーターの下に付けるようになってますが、油圧センサーはPT1/8同士でよかったのですが、油温センサーがPT1/8なのに対して、オイルブロックのホールがM12×1.25ピッチだったので、アダプターが必要でした。
メーターのセンサーは最近ではPT1/8が多いような気がしますが、この辺はそれぞれ確認しながら作業してください。
meter_10 別角度から。
ちなみに、ピンクのホースは油圧センサー用ステンメッシュの保護のためにまいてあります。
meter_11 【排気温計】です。
排気温センサーはエキマニやタービン、フロントパイプ等いろいろ付ける場所はあると思います。
取付方法も鋳造なら穴を空けてタップをたてて取り付けをするし、ステンのものなら、センサー取り付け用のアダプタを溶接して取り付けます。
ちなみに、我が車は当時、穴の空けやすさとなるべく温度が高いところで測りたいというのがあったので、エキマニ上部にしました。
しかし、ここだと、1気筒目の排気温度になってしまうので、エキマニの集合部か、タービンに付けた方がいいような気もします。
フロントパイプは場所にもよりますが、温度が低くなってしまうような気がするので、フロントパイプに取り付けた場合はその辺りを考慮に入れて温度管理する必要があると思います。
meter_12 これが排気温センサーです。
トラスト製はここもPT1/8です。
meter_13 これが取り付けた上体です。
ちなみに、当然ですが、遮熱板にも穴をあける必要があります。
meter_14 【燃圧計】です。
燃圧計は燃圧の動きに興味があったのと、何か異常があったときの原因追求のためと、いずれ燃調をいじっていくときのために購入しました。
センサーは三又を燃料ホースにかませて取り付けます。
我が車は燃料フィルター後に取り付けてます。
注意としては、そのままホースを切るとガソリンが飛び散る可能性があるので、ホース内の燃圧を除去してからホースを切ります。
方法としては、燃料ポンプのヒューズ(エンジンルームのヒューズボックスにあります)を外す→給油口の蓋をあける→エンジンをかける→少しエンジンがかかったあと、自然にエンストします→2〜3度クランキングします→で、だいたいOKです。
さらに、ホースを切るときは、ガソリンがこぼれてもいいようにタオル等で保護しながらやるとより安心でしょう。
ちなみに、三又の長さ分ダブついてしまうので、ホースは少し切り取った方がいい場合もありますが、この辺は臨機応変にやってください。
meter_15 こんな感じ。
油圧センサー同様、燃圧センサーも三又のところではなく、ステンメッシュを介して付いています。
燃料は漏れると非常に危険なので、注意して作業し、取付後は漏れのチェックは慎重にしてくださいね。
meter_16 【吸気温計@】
エアクリ付近の温度を測るメーターです。
わかりにくいですが、矢印のものです。
meter_17 【吸気温計A】
タービンで圧縮&加熱され、インタークーラーで冷やされた空気の温度を測ります。
サージタンク手前のパイピングに穴をあけて取り付けました。
meter_18 【タコメーター&速度メーター】
ECUから配線をとります。
我が車は基本的に元に戻せるようにギボシを使って取り付けてあります。
meter_19 わかりにくいですが、タコメーターはダッシュボードに、速度メーターはインパネに埋めこんであります。
meter_20 ちなみに、我が車は水温&油温&油圧メーターはグローブボックス上部のダッシュボードに穴をあけて埋め込んであります。
meter_21 断面図はこんな感じ。
3層になっていて、やわらかいビニールっぽい素材→スポンジ素材→プラスチックという構成になっています。
ドリルで等間隔に穴をあけていき、ニッパーでそれらの穴の間を切り、ヤスリやカッターで仕上げました。
meter_22 こんな感じですね。
左から順に水温、油温、油圧、燃圧、タコ、速度、吸気温A、吸気温@で、ピラーは上がブースト、下が排気温になってます。