〜タービンブロー(14タービン→13タービンへ)〜

※今回タービン脱着3回目ということで、細かいところは省いてるものもあります。それは、★作業紹介★<タービン流用(S14)か、★トラブル対策★マフラーもげたを見てみてください。※
我が車は素人14タービン交換仕様でした。
以前から異音が聞こえてたけど、やっぱりタービンでした。異音はするけど、乗っててパワー感は全然変わらなかったので、結構そのまま走れてたんだけど、それがYZサーキットでついに終わりました。
で、14タービン買って再度つけてもいいけど、13タービンは手元にあるし、とりあえずそれをつけてみようと思い、作業しました。
ただ、配管等、細かい部品がノーマルとは違っているので、作業は以外にてこずりました。(>_<)
一番の難関はクーラントとオイルをタービンに循環させる配管かな。手が届きにくいし、水まわりを14仕様にしてるのと、ステンメッシュ化してるのとで、結構面倒です。
しかも、いままでの締め付けトルクの雑さからアイボルトのネジがナメてしまい、クーラントもオイルも漏れそうな感じ。(-_-;)
でも、とりあえず『だんな』さんの激励?を受けながら組んでみました。ちなみに途中、自称我が社一という、小さい範囲で大きくでた凄いのか凄くないのかわからない『だんな』さんの歌を聞かせていただき(聞かされ)つつ、「うまいけど、拷問だなー。。。」って思いながら作業してました。
はずした14タービンを見てみると、確かにシャフトにガタがかなりでてます。原因は恐らくブローオフをつけてなかったからだと思います。やはり、ブーストの低い(0.5キロ)我が車レベルの車だとアクセルオフ時の空気の逆流が一番タービンに負担をかけると思うので。また機会があったらさらに分解して見てみたいな。
で、無事組みあがったんだけど、エンジンをかけてみると心配したとおり、オイルダダ漏れ。(+_+)
また一から脱着しなおしました。(_ _)こんなことなら最初からきちんと配管の漏れのチェックをしながら作業すればよかった。(_ _)
皿洗い用洗剤を漏れ疑惑のところにかけて、エアを送ってチェックしました。すると、クーラント&オイル両方で泡がブクブク。。。漏れてる漏れてる。(^-^;)改めて自分の作業能力のなさと雑な作業を嘆きました。が、タービン交換3回目でも結構トラブルあるもんだね。今回も勉強になりました。
でもでも、(自称)プライベーターにとっては、失敗も進化するための材料なのです!これでまた作業経験が増えましたね。プラス思考プラス思考☆(^-^;)
とりあえず、チェックをしながら組んだけど、クーラントフィードの配管がネジがナメてしまってて、どうしても少し漏れてしまいます。タービンなので、燃えちゃうかな?と思いつつ、僅かな漏れなので、コーキング材をごく少量つけておきました。とりあえず、ナメた部品は再度発注したので、これでテストをしてみて、駄目だったらもう一度脱着してきちんと組みます。
で、やっとのことで組み終わったところで、エンジンかけてチェックしたら、とりあえず、オイルはOKみたい。でも、クーラントがごく少量たまに水滴が落ちるような気が・・・。少しの間放っておいてまたチェックしようと思います。
でも、とりあえず、YZでの異音はやっぱりタービンみたい。また、チェックをしたら続きを報告します。
続き。。。
で、結局漏れは解消されていませんでした。
そこで、ネジがナメていた、発注した部品を使って組みなおすことにしました。これまたいろいろあったけど、何とか組み終わりました。今回3回もタービン脱着してしまいました。配管がステンメッシュホースじゃなかったらもう少し簡単だとは思いますが、タービン交換、奥が深い。
今回のポイントをまとめると・・・
◎故障の原因
・オイル&クーラントの配管がシールテープで詰まってしまったため、タービンがブローした。
・もしかしたら、ブローオフをはずしていたから、アクセルオフ時のエアの逆流によってタービンに負荷がかかりブローしたのかもしれない。
・あるいはその両方。
◎タービン組みつけのポイント
・ステンメッシュはシールテープは巻きすぎず、適量にする(だいたい1〜2巻)。
・配管を組んだらエンジンに組む前に、洗剤とコンプレッサー等を使ってエアの漏れをチェックしておくと、組んでから漏れててタービン脱着しなおしなんてことが減ります。
・ボルトやナットは適正サイズの工具を使い、無理に締めこまない。

また、14タービンを分解してどうなってるか調べようと思ってます。
turbine1_01 はずしたアンダーガード。
オイルでベタベタです。これは最近ずっとそう。
パワステフルードが漏れてるのです。これは今回は時間がなかったので、とりあえず、パワステポンプ駆動用のベルトをはずしておきました。部品は入手済なので、また時間を作って直そうと思ってます。
turbine1_02 タービン一式をはずすためにいろいろまわりの部品をはずしていきます。
turbine1_03 パイピングもはずして・・・
turbine1_04 タービンが見えました。
turbine1_05 車の下に潜り、フロントパイプの14mmのナットをはずします。
turbine1_06 オイルリターンホースもとります。
turbine1_07 クーラントリターンホースをはずします。
これらのアイボルトは六角の部分が薄いので、ナメないように気をつけましょう。
turbine1_08 オイルフィードホースをはずします。
turbine1_09 クーラントフィードホースをはずします。
ちなみに、銅ワッシャーなのですが、13用はワッシャー2枚ですが、14用はワッシャーが2枚つながれてます。
ここらは非常に組みにくく、ワッシャー2枚だと組んでる途中でワッシャーが落ちてしまったりするので、14用をお勧めしますよ☆


turbine1_10 これで、エキマニの14mmのボルト8本をとればタービン一式がとれます。
turbine1_11 とれました!
turbine1_12 こんな感じ。
turbine1_13 エンジン汚なー!(+o+)
ちなみに、配管取付位置はこんな感じです。
turbine1_14 14タービンです。
これらを分解します。
turbine1_15 13と14タービンの比較@
大きさ全然違うね。
turbine1_16 13と14タービンの比較A
turbine1_17 13と14タービンの比較B
turbine1_18 13と14タービンの比較C
turbine1_19 13と14タービンの比較D
turbine1_20 アウトレットパイプも今回純正に戻します。
アウトレットパイプ比較@
turbine1_21 アウトレットパイプ比較A
径も違うね。
turbine1_22 アウトレットパイプ比較B
turbine1_23 14タービンはボールベアリングタービンなので、オイルが大量に送られると白煙をはいてしまうみたい。
なので、アイボルトの穴が小さくなっています。
turbine1_24 13タービンはオイルを多く送らないといかんので、アイボルトを加工して穴を大きくしました。
turbine1_25 ちなみに、シールテープが配管に詰まってました。ホントヘタだね。(+_+)
シールテープは最低限にしんといかんね
turbine1_26 組み終わりました!(^o^)
turbine1_27 別角度から。
ちなみに、コアラのマーチは『だんな』さんからの激励品です。
turbine1_28 汚いエンジンを・・・
turbine1_29 少しきれいにしました。
turbine1_30 一度組んでエンジンをかけてみると、オイルダダもれ。(+o+)
そこで、洗剤を使って漏れチェックをしてみると、泡が・・・(´o`)
turbine1_31 クーラントフィードのタービン側の部品がナメてます。アルミで作られているうえに、強く締めすぎました。これはなんとか丁寧に組んでみました。
で、再度エンジンに組みました。
チェックに続く。。。
turbine1_32 チェックをしたら、オイルは大丈夫だったんだけど、クーラントが少し漏れる。(+_+)
やっぱり上の画像のネジがほぼナメきってるから、そこがいかんのだろうね。と、いうことで、部品を発注して届くのを待ちます。
ちなみに、今回タービンがイカれた原因がほぼわかりました。
この画像、前回組んだシールテープがホースに詰まってます。これは、クーラントもオイルも両方見られました。
このため、オイルやクーラントがうまく通らずタービンが熱をもってブローしたってところかな。14タービンはボールベアリングタービンなので、クーラントは通さなくてもいいと言われてますが、さすがにオイルは必要だよね。ただ、ボールベアリングタービンはオイルを通しすぎてもオイルをシールしきれず、白煙の原因にもなると言われてるので、たくさん通せばいいってもんでもないけどね。
自分は漏れて欲しくないという心理から、ついシールテープを大目に巻いてしまう癖があります。巻きすぎたシールテープが締めこむことによってホースに詰まっていったんだろうな。
こんなことやっとっては、そりゃタービンイカれるよね。恥ずかしい限りです。(/ε\)
turbine1_33 ちなみに、こんなに巻いてました。
今思えば巻きすぎだなって思うんですが、何せ素人ですから・・・。たくさん巻いた方が漏れにくいって思っちゃったんだよね。
ためしに、シールテープ無しで組んで漏れチェックしてみると、やっぱりちょっと漏れるみたい。やっぱりシールテープは少しは必要だね。
ただ、実際は1〜2周巻けばいいと思います。
turbine1_34 あと、前回食器用洗剤をつかって漏れを確かめて、そのまま荒いもせずエンジンに組んで運転したら、クーラントの漏れと共に煙が・・・。
洗剤が蒸発していたものでした。
更に、失敗したのでエンジンから再度はずして見てみると、こんな粉々になってました。こりゃいかんねー。
洗剤のチェックもいいけど、やったあとはちゃんと洗って洗剤落とさんといかんね。
turbine1_35 これがネジがナメてた部品。
注文してたのが届きました。ワッシャー付です。
これ、何でナメたかというと、この部品のサイズがミリ規格ではなく、インチ規格だったので、これ単体で締め付けれなかったのです。そこで、ここに組むホースをグイグイまわして、この部品もねじ込もうとしたんだけど、強引すぎたんだろうなー。素材もそんなに強度のあるものでもないし、それでナメちゃったんだと思います。
そこで、この部品のためだけに11/16インチのソケットを購入しました。
turbine1_36 組んだ!が、やっぱりちょっと漏れてる。これ以上締め込むとまた部品がイカれそうだし、この付属のワッシャーがいかんのかな?
turbine1_37 そこで、銅ワッシャーを使ってみました。
そうしたら、漏れ解消☆やっぱりワッシャーは銅だね。(^-^)
こうして前配管を組んで漏れをチェックしたら洗剤をちゃんと洗い落とします。
turbine1_38 で、無事組み付け完了☆
インテークの配管が14タービンのときは少し違っていたので、13タービンの配管は懐かしい。
試走してみると、異音も解消されてる!あの音やっぱりタービンだったのね。
さて、また13タービンで走るぞー!